GPU CUDA 3.0 インストール Windows 7
PGIアクセラレータ™ コンパイラの使用する前に、NVIDIA社の CUDA™ 環境環境をインストールしておく必要があります。ここでは、 一例として、Windows 7 上に、Fermi (Compute Capability 2.0) 対応の CUDA 3.0 環境をインストールする手順を説明します。ここでの前提は、ハードウェアシステムの中に、NVIDIA社の GPU が実装されていることとします。
20010年4月27日 Copyright © 株式会社ソフテック 加藤
PGIアクセラレータ™ コンパイラを使用するためには、NVIDIA社の CUDA-enable な GeForce、Quadro、Tesla カードを有した CUDA ソフトウェアがインストールされたシステムが必要です。サポートされる GPU の詳細なリストは、NVIDIA の ウェブサイトでご覧下さい。http://www.nvidia.com/object/cuda_gpus.html
なお、現在、Windows上に搭載している GPU ボードの型番を調べたい場合は、「コントロールパネル」ー「システム」ー「デバイスマネージャ」を開きます。以下の例では、Fermi GPUではないですが、二つの GeForceボードが実装されているのが分かります。ここでは、CUDA 3.0 をインストールすることを前提にします。CUDA 3.0 は、以前の GPU ボードから Fermi GPUまでのハードウェアをサポートします。
右クリックして各アダプタ・プロパティの「ドライバー」を表示すると現在のドライバーの情報が得られる。CUDA 3.0 用のドライバー実装するのためには、以下のバージョンは古いディスプレイドライバーであるため、新しいディスプレイドライバーに更新してから CUDA用ドライバーをインストールする必要がある。
ソフトウェアでは、Windows システム上で NVIDIAの最新ドライバーコンポーネントをインストールしておく必要があります。すでに、CUDA 3.0 よりも前の CUDA 2.3 等の環境が既に実装されている場合は、以下の作業を事前に行っておいた方が良いでしょう。
次に、NVIDIA の Webサイト( http://developer.nvidia.com/object/cuda_3_0_downloads.html#Windows ) から、CUDA 3.0 用の CUDAドライバーとCUDA Tool Kitをダウンロードします。これらは、PGIコンポーネントではありませんので、NVIDIA 社によってライセンス並びにサポートされます。Windows の OS が 32ビットの場合は、32bit用、64ビットの場合は、64bit 用を選びダウンロードします。
今回は、Windows 7 (64bit) にインストールするため、上記のサイトから Windows 7 (64bit) 用の以下のソフトウェアをダウンロードします。これらは、「管理者権限」でインストールを行います。但し、今回は、PGIには関係しない CUDA SDK のインストールは行いません。
Windows上でのインストール
Windows上でのドライバー、Toolkitのインストールは極めて簡単です。ダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけで、インストールが開始され、ウイザード形式で指示するだけでインストールが完了します。CUDA ドライバー、Toolkitの順でインストールします。
CUDA ドライバーのウイザード開始
CUDA ドライバーのウイザード終了
実装されたディスプレイドライバー
CUDA Toolkitのウイザード開始
CUDA Toolkit のインストール場所 C:\CUDA
CUDA Toolkit インストール終了
以上で、CUDA の開発環境のセットアップは終了します。