このWEBサイトは、プロメテックグループ (プロメテック・ソフトウェア株式会社及びGDEPソリューションズ株式会社)がNVIDIA社の全面協力のもとに運営しています。

運営目的・指針

GPU Technology Users Community

HPC WORLDは「ユーザーファースト」を掲げ、GPUコンピューティング技術に関わる研究者・開発者・利用者を含めたすべてのユーザーのために日本のHPC技術の活性化を図ります。

具体的な活動として、技術情報の提供、勉強会やセミナーの企画・開催、情報共有を目的としたメーリングリストの提供などHPCコミュニティに資する活動を展開してまいります。

運営経緯

旧PGI(※)が開発していた革新的なHPC開発プラットフォームである「PGIコンパイラ」は、2020年にNVIDIA社のGPU専用言語である「CUDA」と統合され、「NVIDIA HPC SDK」という新しいブランドに生まれ変わりました。

PGIコンパイラについては、25年間の長きにわたり、HPCの専門技術とノウハウを有するソフテック社(東京・三軒茶屋)が日本国内での技術コンサルティングとサポートを担っておりましたが、今般のCUDAとの統合に伴い、PGIコンパイラ関連の技術ノウハウをプロメテックに承継させることとなりました。

プロメテックは世界で初めて、GPU上で稼働する流体シミュレーションの商用化に成功したテクノロジー・スタートアップであり、GPUプログラミングとその産業応用に関する豊富な実務経験を有しております。今後プロメテックは、同社が持つGPUプログラミング技術に、ソフテックから承継したHPCエンジニアリングのノウハウを融合させ、さらにグループ会社であるGDEPソリューションズのシステム構築力を組み合わせて、GPU開発者がより意欲的なアプリケーション開発にチャレンジすることを包括的に支援する「HPCコミュニティ」を創出していく計画です。

「NVIDIA HPC SDK」は、産学でのHPC技術研究の成果を十二分に取り入れた革新的な開発プラットフォームであり、GPUの高いハードウェア性能を極めて投資対効果よく引き出すことができます。また、「NVIDIA HPC SDK」が採用する「OpenACC」のプログラミング規格は、NVIDIA製品に限定されるものではなく、日本のフラッグシップスーパーコンピュータ「富岳」でも採用された、新時代のHPCソフトウェア開発の標準手法となっていく規格です。

このWEBサイトでは、NVIDIAの日本法人及び米国本社のご協力のもと、日本のGPU技術を利用するユーザーの利便性と創造力を向上させることを目標に、ユーザー視点で最新の技術情報をタイムリーかつ分かりやすくご提供してまいります。また、WEBでの情報提供に加えて、技術セミナーの開催や、ユーザー同士あるいはユーザーとSDK開発者でのミートアップなども企画していく計画です。

そして、この革新的なHPC技術を日本の開発者コミュニティに広く深く普及させることを通して、これまでにない独創的なHPCアプリケーションを日本から生み出し、世界レベルの新しい産業を日本から創出していくことに貢献してまいります。


(※)PGIについて: The Portland Group, Inc. が1989年に開発を開始し、HPCシステムを対象としたFortran、C、C++ コンパイラを含むソフトウェア開発環境である「PGIコンパイラ」のブランドとして知られています。商用コンパイラとして30年以上の長い実績を有し、日本はもとより世界中で多くのユーザにより使用されています。NVIDIAは2013年にPGIを買収した後、「PGI Compilers and Tools」の製品ラインでPGIテクノロジーを提供すると共に、自社のGPUコンピューティング専用言語である「CUDA」との統合作業も進めてきました。


https://www.prometech.co.jp
プロメテック・ソフトウェアは、​​粒子法シミュレーション技術などの物理モデルの開発を中核に、HPC・GPU技術および可視化・CG 技術を結集し、シミュレーション技術は自動車・機械・素材・化学・電機・食品・消費財・医療・土木・防災・エネルギーなど、幅広い分野で活用されています。

https://www.gdep-sol.co.jp
GDEPソリューションズは、ハードウェアとソフトウェアの統合ソリューションの企画・提案を中心に事業を展開しており、ユーザーのベネフィットを第一に、NVIDIA社を始めとしたパートナー各社のご協力を得て、 GPUコンピューティングの驚くべきパワーを日本のIT産業のグローバル競争力の向上につなげていく活動を行なっています。