1976年のHPC

HPC界のみなさま

SWoPP-announceと重複したらご容赦ください。

電子ジャーナルHPCwire Japan  https://www.hpcwire.jp/
に掲載中の『新HPCの歩み』は1976 年に入りました。2回に分けて掲載します。

日本はロッキード事件の真っただ中ですが、アメリカのIBM社のFuture Systems Projectに対抗しようと、通産省の肝いりで超LSI技術研究組合が設立されます。1980年代のDRAMブームに繋がります。

IBM System/370対抗のFACOM M-190が出荷されます。三菱・沖連合ではCOSMO 900が発表されます。

アメリカでは天才Seymour Crayの開発したCray-1がLANLに設置されます。いよいよスーパーコンピューティング時代の始まりです。Floating Point Systems社は最初のアレイプロセッサ製品としてAP-120B array processorを発売します。パソコンではOSのCP/Mが発売されます。

浮動小数計算に重点を置くWhetstone benchmarkの論文が発表されます。

小柳義夫@高度情報科学技術研究機構