JHPCNから「計算・データ・学習」融合を目指す:学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)公募説明会(*計算科学分野中心*)@東大(オンライン)11月29日(火)1300-1500

皆様 中島研吾@東大情基セです。お世話になっております。
MLをお借りして標記説明会(オンライン)のご案内を差し上げます。皆様ふるってご参加ください。なお,重複して受信の節は何卒ご容赦のほどをお願いいたします。

学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)は,スーパーコンピュータを有する8国立大学から構成され,東京大学情報基盤センターはその中核拠点です。JHPCNでは11月に公募型研究課題の募集を開始,1月初めに締切り,採択された課題は,8大学のスパコン,及び「データ活用社会創成プラットフォームmdx」を無料で利用することができます。このたび,東京大学情報基盤センターでは,主として東京大学のスパコン(Wisteria/BDEC-01,Oakbridge-CX)を使用して,JHPCN公募型研究課題(大規模計算科学分野)への応募を検討されている皆様を対象に,公募説明会をオンラインで実施いたします。

11月29日(火)13:00-15:00(オンライン)
*URL:https://www.cc.u-tokyo.ac.jp/events/seminar/20221129.php
*参加申込: https://regist.cc.u-tokyo.ac.jp/entry/form.html
*JHPCN:https://jhpcn-kyoten.itc.u-tokyo.ac.jp/ja/

当センターの各システムの概要,現在実施中の共同研究課題の事例紹介,提案に向けた共同研究体制構築に向けてご説明いたします。また,説明会終了後には,個別に相談の機会も設ける予定です。「計算・データ・学習」融合スーパーコンピュータシステム(Wisteria/BDEC-01)を使って本格的に「計算・データ・学習」融合に取り組んでみようと検討中の皆様はもちろん,とにかくスパコンを使って大規模な計算をやってみたい,という方も是非ご出席ください。JHPCN公募型研究課題は,大学・研究機関の研究者の他,企業の方も応募できますので,皆様,是非ともふるってご参加ください。

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(以下やや詳細な説明)

「学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点(JHPCN)」は、北海道大学,東北大学,東京大学,東京工業大学、名古屋大学、京都大学、大阪大学、九州大学にそれぞれ附置するスーパーコンピュータを持つ8つの施設を構成拠点とし,東京大学情報基盤センターがその中核拠点として機能する「ネットワーク型」共同利用・共同研究拠点です。文部科学大臣の認定を受け,2010年4月より本格的に活動を開始しました。

JHPCNの主要な活動は,各拠点と共同で実施する,スーパーコンピュータ(スパコン)を使用した公募型学際的共同研究で,毎年11月から公募を開始し,1月に提案書提出を締切り,その後の審査を経て,翌年4月より共同研究を実施します。提案書が採択された課題は,様々な計算機資源を原則無料で使用することが可能となります。大学・研究機関の教職員の他,企業の研究者,技術者も応募することができます。また,2022年度からは,「データ活用社会創成プラットフォームmdx」運用開始に伴い,「大規模計算科学分野」,「データ科学・データ利活用分野」の2分野に分けて募集をするようになりました。今回は,「大規模計算科学分野」を中心にご説明いたします。また「大規模計算科学分野」の課題でもmdxを利用することはできます。

さて,スパコンの用途は従来の計算科学シミュレーションから,データ解析・処理,機械学習・AIと広がりを見せています。またこれら「計算・データ・学習」の融合に基づく新しい計算科学の開拓は,エクサスケール時代のスパコンの能力を最大限活用し,科学的発見を持続的に促進するとともに,サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合したシステムを形成し,Society 5.0の実現に大きく貢献すると期待されています。

東京大学情報基盤センターでは,2015年頃からこのような状況を考慮して,「計算・データ・学習」の融合を目指した研究開発,システム整備を継続して実施してまいりました。2021年5月には,「(計算・データ・学習)融合スーパーコンピュータシステム(Wisteria/BDEC-01) 」が運用を開始しました。また,2019年6月より「(計算+データ+学習)融合によるエクサスケール時代の革新的シミュレーション手法」に関する研究開発を科研費基盤研究(S)(代表:中島研吾(東京大学情報基盤センター))として開始し,革新的ソフトウェア基盤「h3-Open-BDEC 」を整備しており,現在はWisteria/BDEC-01上での検証,研究開発を継続して実施しています。h3-Open-BDECの開発は,JHPCNを構成する北海道大学,名古屋大学,東京工業大学,九州大学,及び産学官の様々な分野の研究者,技術者との協力のもと実施しています。特に2022年6月以降は,Odyssey-Aquariusを連携させるソフトウェア群,h3-Open-SYS/WaitIO,h3-Open-UTIL/MP,によって「計算・データ・学習」融合を容易に実現する環境が整っています。

東京大学情報基盤センターは,2023年度のJHPCN共同研究課題では,Wisteria/BDEC-01とともに,「大規模超並列スーパーコンピュータシステム(Oakbridge-CX ,OBCX) (ただし2023年9月末まで利用可能)」を提供し,広範囲な課題に対応するべく,皆様をサポートしていく予定です。このたび,これら東京大学情報基盤センターのシステムを使用して,JHPCNの公募型学際的研究課題(特に「計算科学分野」)への応募を検討している皆様を対象に,各システムの概要,現在実施中の共同研究課題の事例紹介,提案に向けた共同研究体制構築に向けた説明会を企画いたしました。「計算・データ・学習」に取り組んでみようと検討中の皆様はもちろん,とにかくスパコンを使ってみたい,という方も是非ご出席ください。全体の説明会のあと,個別相談の機会も設けております。JHPCN応募に限らず,気軽にご相談ください。

皆様のご参加をお待ちしております。

*Wisteria/BDEC-01:https://www.cc.u-tokyo.ac.jp/supercomputer/wisteria/service/
*Oakbridge-CX:https://www.cc.u-tokyo.ac.jp/supercomputer/obcx/service/
*h3-Open-BDEC:https://h3-open-bdec.cc.u-tokyo.ac.jp/
*WaitIO/MP講習会 https://www.cc.u-tokyo.ac.jp/events/lectures/191/

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