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PGI Workstation 7.1
for Mac OS X 版 インストール方法
ソフテックは、PGI 製品の公認正規代理店です


PGI Workstation 7.1 for Mac OS X

ここでは、PGI Workstation 7.1 for Mac OS X のインストール方法について説明します。なお、以下の作業はシステム管理者権限で行ってください。なお、Mac OS X 版のプレビューバージョンをインストールしていた場合は、これを予めアンインストールしてください。


STEP 1 : インストール前の留意事項


● 以前の7.0-7 のバージョンをインストールしてある場合の注意

PGI 7.0-7 のバージョンをインストールしてある場合は、PGI コンパイラをインストールを行ったディレクトリ (/opt/pgi) の配下に license.dat がセットされております。このファイルの中のライセンスキーは、PGI 7.1 バージョンにおいても有効なものとなっておりますので、そのまま削除しないでご使用ください。なお、この license.dat は 7.1 のインストール時に消去されません。

(インストールディレクトリ)
 /opt/pgi/license.dat (削除しないでください)

次に、現在、Mac OS X 上で PGI 用のライセンス管理マネージャのソフトウェアが動作していますので、これを停止させます。
「ターミナル」アプリケーションを開き、コマンド入力します。以下のコマンドで、ルート権限に変更します。その後、FLEXlm マネージャの停止を行います。

 % sudo -s
 password : ********** (ルート権限に移行)
 % cd /Library/StartupItems/PGI
 % ./PGI stop (FLEXlm マネージャの停止)


● Mac OS X 上での Xcode ソフトウェアの事前確認

PGI コンパイラをインストールする前に、Mac OS X 10.4.9 以上の OS 上に Xcode 2.4 以上のバージョンが実装されているかをご確認下さい。PGI コンパイラは、Xcode アプリケーションの中に含まれる gcc パッケージを含むシステムアセンブラ、リンカ、システムライブラリ等のツール・コンポーネントを使用します。
システム上での Xcode のバージョンが 2.4 以上であることの確認方法は、以下のとおりです。

① Xcode の使用方法を理解している場合

  • Xcode アプリケーションを起動して、プルダウンメニュー上の ”Xcode について” を選択します。バージョン番号を記したウインドウが現れます。このバージョン番号は 2.4 以上であることを確認します。


② Xcode の使用方法が分からない、あるいは、実装されているか不明な場合

  • アップルメニューから、この”Mac について”を選択します。現れたウインドウ上の“詳しい情報”を選択します。
  • ウインドウ左側の選択肢で「ソフトウェア」-「アプリケーション」を選択して、右側に現れた中からXcode を探します。これにバージョン番号が記されています。
  • このバージョン番号は 2.4 以上であることを確認します。


Xcode 2.4 以上が実装されていない場合は、アップル社のホームページ等を確認の上、インストールを行ってください。


● PGI Workstation インストール時のディレクトリ構造
  • osx86(32ビット)環境での デフォルト・インストーレーション・ディレクトリ
      /opt/pgi/osx86/7.1-5/

  • osx86-64(64ビット)環境での デフォルト・インストーレーション・ディレクトリ
      /opt/pgi/osx86-64/7.1-5/  (64ビットモード)
      /opt/pgi/osx86/7.1-5/      (32ビットモード)
              ※ インストールするディレクトリ /opt/pgi は変更できません。
              ※ 7.1-5 は「バージョン番号( -5 は、パッチ・リビジョン番号)」です。


64ビット環境でのインストール・ファイルの場所とそのイメージ

デイレクトリ名 内容
/opt/pgi/osx86-64/7.1/bin osx86-64 64ビット コンパイラ、ツールのバイナリ
/opt/pgi/osx86-64/7.1/lib osx86-64 64ビット コンパイラ、ツールのライブラリ
/opt/pgi/osx86-64/7.1/include osx86-64 64ビット ヘッダーファイル
/opt/pgi/osx86-64/7.1/REDIST 再配布用の PGI ランタイムライブラリ
/opt/pgi/osx86-64/7.1/doc ドキュメント
/opt/pgi/osx86-64/7.1/man UNIX-style コマンドの man ページ
/opt/pgi/osx86-64/7.1/src Fortran 90 source files for included modules
   ※ 上記は、PGI 7.1 バージョンをインストールした場合のパス名です

32ビット環境でのインストール・ファイルの場所とそのイメージ

デイレクトリ名 内容
/opt/pgi/osx86/7.1/bin osx86 32ビット コンパイラ、ツールのバイナリ
/opt/pgi/osx86/7.1/lib osx86 32ビット コンパイラ、ツールのライブラリ
/opt/pgi/osx86/7.1/include osx86 32ビット ヘッダーファイル
/opt/pgi/osx86/7.1/REDIST 再配布用の PGI ランタイムライブラリ
/opt/pgi/osx86/7.1/doc ドキュメント
/opt/pgi/osx86/7.1/man UNIX-style コマンドの man ページ
/opt/pgi/osx86-64/7.1/src Fortran 90 source files for included modules

   ※ 上記は、PGI 7.1 バージョンをインストールした場合のパス名です

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STEP 2 : PGI Compiler for Mac OS X のダウンロード

PGI Workstation for Mac OS X 用のソフトウェアは以下のポイントからダウンロード可能です。ソフトウェアは、Mac OS X 32ビット/64ビット版製品(PGI_Workstation_7.1-*.dmg)です。該当するソフトウェアをダウンロードしてください。

 Download PGI Workstation for Mac OS X 

STEP 3 : PGI Mac OS X 版のインストール

「管理者」権限でシステムにログオンしてください。ダウンロードしたPGI_Workstation_7.1-*.dmg と言うアーカイブ・ファイルをダブルクリックしますと以下の画面が現れます。画面に現れたPGI Workstation.pkg のアイコンをダブルクリックして、インストールを開始します。

画面に現れたウィザードに従って、インストール作業を行ってください。最後に、「ソフトウェアは正常にインストーされました」と言うメッセージが出て、終了します。

*************************************************************************************
PGI 7.0-7 をすでにインストールして使用している場合は、すでに取得しているライセンスファイルは、PGI 7.1 用のものとなっておりますので、以下の作業を省略して、STEP 5 以降を行ってください
*************************************************************************************

新たに、「ターミナル」を起動して、以下のコマンドを実行し、ライセンスキーを取得するための hostid 情報とhostname 名を確認します。ターミナル画面上で、以下の lmutil コマンドを実行してください。これは、ライセンスキー取得のためのシステムにユニークな hostID 情報を画面に表示させます。

$ /opt/pgi/osx86/7.1/bin/lmutil lmhostid  あるいは、
$ /opt/pgi/osx86-64/7.1/bin/lmutil lmhostid
lmutil - Copyright (c) 1989-2007 Macrovision Europe Ltd.
and/or Macrovision Corporation. All Rights Reserved.

The FLEXnet host ID of this machine is "000874ab0f44"
                      ↑ FLEXlm 形式ライセンス用の hostid

この中で、000874ab0f44 と言う文字列がありますが、これが後で、正式な FLEXlm ライセンスキーを取得する際に必要な hostID となります。また、キーを取得する際に必要なホスト名(tiger.softek.co.jp)は、以下のコマンドで得ることができます。

$ /opt/pgi/osx86/7.1/bin/lmutil lmhostid -hostname あるいは、
$ /opt/pgi/osx86-64/7.1/bin/lmutil lmhostid ?hostname

The FLEXnet host ID of this machine is "HOSTNAME=tiger.softek.co.jp"

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STEP 4 : 正規ライセンスキーの取得

正式ライセンスキーの取得の際は、PGI 顧客サポート・サイトにログインします。Webブラウザにて、下記PGI 社のサイトにアクセスして、お客様個人用の Web アカウントID とパスワードを入力してください。ログイン後、メニューに従い、ライセンスキーの発行のための操作を行ってください。この方法については、こちらの「PGI コンパイラ・ライセンスの発行」をご覧ください。


ライセンスの取得方法に関しては、「PGI コンパイラ・ライセンスの発行」をご覧ください。

以上の手続きを行いますと、ライセンス表示画面にライセンス・キーが表示されます。この内容を copy & paste して、PGI コンパイラをインストールした Mac OS X システム上のインストール・ディレクトリ(例: /opt/pgi )下の license.dat の内容を全て書き換えてください。


評価用ライセンスキーの場合】********************************************************
評価用ライセンスキーを取得して、コンパイラの試用を行う場合は、取得したトライアル用ライセンスキーを何も変更しないで license.dat ファイルにそのまま コピーし、/opt/pgi 配下に置くことで作業は終了します。これ以降の作業並びに STEP 5 の作業も必要ありません。
************************************************************************************

取得した license.dat の内容を確認します。以下のように、 license.dat の一行目(SERVER 行)の <hostname> は、実際にインストールしたホスト名であることを確認してください。以上で、正式ライセンスの取得と設定は終了です。

ファイル名:/opt/pgi/license.dat

【取得後のサンプル例】

SERVER <hostname> <hostid> 27000
DAEMON pgroupd
FEATURE pgf77-osx64 ......... (省略)
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STEP 5 : FLEXlm ライセンスマネージャの起動

システムのブート時に、ライセンスサーバ・デーモン(lmgrd)とPGI ベンダー・デーモン(pgroupd)が自動起動するための設定を行います。システム権限(root)権限でログインし、(上記、3.4 項で説明した)PGI 環境変数を設定後、以下のコマンドを実行して下さい。システム管理権限を有するユーザID でログインした後、ターミナルを開き、以下のようなシステム(root)権限でのコマンド実行モードでコマンド操作する必要があります。

tiger:/etc kato$ sudo -s
password:******
tiger:/etc root# (root 権限のコマンドモードに変更される)

システム起動時のデーモン自動起動の設定を行います。まず、/Library/StartupItems/PGI ディレクトリを作成します(すでに、過去のバージョンにおいて作成済みの場合は、それを利用します)。その後、PGI ライセンス構成ファイルをコピーします。 これにて、デーモン自動起動の設定が終了します。(以下を参照)

% mkdir /Library/StartupItems/PGI
% cp /opt/pgi/PGI /Library/StartupItems/PGI/PGI
% cp /opt/pgi/StartupParameters.plist /Library/StartupItems/PGI/StartupParameter

PGI コンパイラのインストール直後のみ、手動で FLEXlm ライセンス・デーモン (lmgrd) を起動します。

% cd /Library/StartupItems/PGI
% ./PGI start

以上で、PGI コンパイラのインストールとライセンスの設定は終了です。これ以降、正規ライセンスでご利用になれます。

(FLEXlmライセンスマネージャ関連のトラブル・シューティング)
PGI コンパイラを使用する際に、以下のようなエラーメッセージが現れた場合、license.dat が設定されていないか、上記の FLEXlm マネージャが起動していないことが考えれれます。正規ライセンスファイルが、/opt/pgi/license.dat に設定されているか、また、FLEXlm マネージャが動作しているかをご確認ください。

PGI$ pgf90  test.f
pgf90-win64: LICENSE MANAGER PROBLEM: Failed to checkout license
pgf90-win64: LICENSE MANAGER PROBLEM: Cannot connect to license 
server system.
 The license server manager (lmgrd) has not been started yet,
 the wrong port@host or license file is being used, or the
 port or hostname in the license file has been changed.
Feature:       pgf90-osx86-64
Server name:   192.168.0.27
License path:  /opt/pgi/license.dat
FLEXnet Licensing error:-15,10.  
For further information, refer to the FLEXnet Licensing End User Guide,
available at "www.macrovision.com".

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STEP 6 : 一般ユーザの環境変数の設定

ここからは、一般ユーザ環境の設定の変更です。まず、PGI コンパイラを利用する場合の環境変数、パスの設定には以下のものが必要です。(ログインシェルの設定:$HOME/.bashrc 等) なお、個人ユーザ毎に環境変数を設定せずに、全てのユーザに対して適用するように設定している場合は、/etc/profile 等に、この環境変数が設定されている場合があります。このファイルも併せてご確認ください(この場合は、システム権限でのアクセスが必要です)。
現在、7.0 でお使いの場合は、以下の環境変数/パスが設定されていると思います。この現在のPATH の設定に $PGI/osx86-64/7.0/bin が含まれていますが、 リリース 7.1 を使用する場合は、下記のように 2 行目、3 行目の "7.0" を "7.1" に変更してください。 後は、source .basrc 等で flush してください。これで新しい リリース 7.1 の使用が可能となります。

【32 ビットosx86 の場合の設定】

sh または、bash、zsh、ksh の場合、$HOME/.bashrc 等に
以下のような記述を加えて下さい。

  export PGI=/opt/pgi
  export PATH=$PGI/osx86/7.1/bin:$PATH
  export MANPATH=$MANPATH:$PGI/osx86/7.1/man
  export LM_LICENSE_FILE=$PGI/license.dat

csh または、tcsh の場合、$HOME/.cshrc 等に
以下のような記述を加えて下さい。

  setenv PGI /opt/pgi
  set path = ( $PGI/osx86/7.1/bin $path )
  setenv MANPATH “$MANPATH“:$PGI/osx86/7.1/man
  setenv LM_LICENSE_FILE $PGI/license.dat

【64 ビットosx86-64 の場合の設定】

sh または、bash、zsh、ksh の場合、$HOME/.bashrc 等に
以下のような記述を加えて下さい。

  export PGI=/opt/pgi
  export PATH=$PGI/osx86-64/7.1/bin:$PATH
  export MANPATH=$MANPATH:$PGI/osx86-64/7.1/man
  export LM_LICENSE_FILE=$PGI/license.dat

csh または、tcsh の場合、$HOME/.cshrc 等に
以下のような記述を加えて下さい。

  setenv PGI /opt/pgi
  set path = ( $PGI/osx86-64/7.1/bin $path )
  setenv MANPATH “$MANPATH“:$PGI/osx86-64/7.1/man
  setenv LM_LICENSE_FILE $PGI/license.dat

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Mac OS X 版 PGI コンパイラのソフトウェアの削除

PGI コンパイラのソフトウェアを消去したい場合は、ルート権限で以下の directory まで移動して過去のリリース番号(例:7.1-x) の directory 配下を削除できます。コマンドにより、明示的にディレクトリを削除してください。各リリース(リビジョン)のソフトウェアの実態は、7.1-4 と言った、パッチ番号(-4)が付いたディレクトリ配下に存在します。7.1 と言うディレクトリは、最新のパッチリリース番号のディレクトリの内容へのシンボリック・リンクで構成されるもので、これは消去しないでください。

    cd /opt/pgi/osx86/
    ls             (7.1-4を削除する)
    7.1   7.1-4  7.1-5  (7.1 と言うディレクトリは消去しないでください) 
    rm -rf 7.1-4
    cd /opt/pgi/osx86-64/
      ls             (7.1-4を削除する)
    7.1   7.1-4  7.1-5
    rm -rf 7.1-4




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